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お知らせ

2018.06.25

6/20(水)第11回「地域中小企業講座」を開催しました

 『地域中小企業講座』第11回目は20日(水)、湖北精工株式会社代表取締役小川孝史様と同社社員で本学OBの佐分利様(機械システム)、徳田様(機械システム)をお招きし開催しました。

 同社は1942年に東洋レーヨン株式会社(東レ)の協力工場として創業されており、76年の業暦ある一般産業用機械・省力化機械のメーカーです。しかし、ただの機械のメーカーではありません。

我々が日常目にするセブン・イレブンのコーヒー用透明容器や、スターバックスの容器などの曲面印刷では他に追随を許さない高い技術を有し、シェア9割という圧倒的な競争力を誇ります。

受注生産で顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客満足度を高めつつ技術力の向上と蓄積を図り、独自の社内文化を形成されています。

 同社のスピリット(湖北精工ウェイ)である「考えて、考えて、考え抜く」が不可能を可能にしてきた。また、このスピリットは同社の人材育成の大きな柱にもなっている。設計から加工、組立までのサプライチェーンを同社内で構築できていることも、顧客のニーズにさらに、きめ細かに対応することを可能としている。

 機械産業は景気の変動に大きく左右される。しかし、同社はこの何十年もの間、ずっと黒字基調で業績は堅調に推移している。その間、プラザ合意による急激な円高、バブル崩壊、リーマンショックなど経済の大きな変動があったにも関わらずである。そのことについて、小川社長は「食品関係の取引先が多いということと、単に運が良かった」と説明されたが、しかし、それだけではないだろう。他社から見て模倣困難な技術と、それを可能とする人材育成法や組織体制などが、同社の右肩上がりの成長を支える持続的競争優位の源泉になっていると解る。

 最後に社長から受講生に対し、「社会人として成長するためには」というテーマで、「幅広い知識と経験を得る努力をすること」。経験を得るのには限界があるので、「良質な本や論文を読むことを通じて、それらを自分の経験として取り込むことも大切だ」とアドバイスがありました。その後、本学OBの佐分利様、谷本様にもご参加いただき質疑応答に入りました。