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お知らせ

2019.01.09

1/7(月)第12回「経営学序論」を開催しました

 『経営学序論』第12回目は株式会社井上 代表取締役井上昌一さんにご登壇いただき「彦根仏壇の新たな挑戦」をテーマにケース・スタディを開催しました。

 彦根の地場産業の歴史をひも解けば、350年前に武具甲冑の職人が転職したのが始まりだそうです。武具甲冑の製造技術が仏壇やバルブの製造に引き継がれ、地場産業として成長発展し地域経済を支えてきたのです。

 同社は1901年(明治34年)に仏壇錺金具師として創業以来、100年を超える老舗企業です。

講義では彦根仏壇の歴史や特徴、業界でのポジショニング、工部七職の説明の後、業界の現状についての説明がありました。①生活様式の変化(住宅)②少子高齢化③信仰に対する価値観の多様化④安価な海外製品の流入などで、市場と国内産シェアが縮小し、地場産業は厳しい状況に置かれている。

 教室では、これらの事例をケースに「仏壇の七職を維持発展し、地域産業の活性化のために、我が社はどのような行動を起こすか(戦略を採るか)」をチームで検討しました。

「高級ホテルの内装に七職の技術を活かす」「富裕層向け別荘などの内装や小物に蒔絵などを施す」「ピアノなどの高級楽器に蒔絵の技術を施す」などなどの意見が出ました。

実際の事例でもそのような製品開発が行われていると井上さんからのコメントがあり、七職の技術は大量生産できるものではないために、高付加価値製品にこそ生かされるべきと思われました。

その後は、同社で取り組まれている新たなコンセプト、製品についての説明があり、仏壇の技術を使った次世代のものづくりに賭ける思いが伝わってきました。

 それにしても、昨日の講義はいろいろな本質的な発見もありました。