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お知らせ

2019.05.17

5/15(水)第5回「地域企業講座」を開催しました

 『地域企業講座』第5回目は日本ポリスター株式会社代表取締役社長高井文彦様にご登壇いただき、「包装に携わる企業 日本ポリスター株式会社」のテーマで講義をいただきました。

同社は創業1971年で業暦48年の包装機械、省力化機器等の専業メーカーです。中国の上海工場をはじめとし、既にアジア各地に販売拠点を有する国際化にも積極的な企業です。

 高井さんは創業者に継ぐ2代目として同社を新たなステージへと経営手腕を発揮され、海外展開はもとより、社内での生産システムの効率化など積極的に取り組んでおられます。

 都心の大企業とは異なり、地方の中小企業は100社あれば100通りの戦略があります。経営学で言うセオリーとは真逆のやり方(コンサルタントから指摘される)で経営の舵取りを行い、しっかりと市場で存在感を示す企業の事例を前回までの講座で見てきた。本日も同社の何が強みであり特色であり魅力であるかを探っていきたい。

 包装機産業の全体の市場規模は約4500億円、その内、同社が属する個装・内装が約80%(3600億円)で、売上規模からみれば同社は専業メーカーとして上位にランクされる。

高井さんは包装の役割として①商品を守るガードマン②取り扱いを便利にするヘルパー③商品を販売するセールスマンと、現在では包装のデザインなどで売上が大きく異なると、セールスマンとしての役割が重要になっているようだ。

同社は創業時より小型機(小規模なメーカーにも導入が可能)に絞り込んで開発・生産していること。食品関係のパッケージを強みとし、中でも最近は野菜の包装にも注力しておられ、「野菜の包装機」をキーワード検索すると同社のホームページがトップにあがってくることでも説明がつく。野菜は形状も異なり、同種でも形が不ぞろいのため包装の自動機化は技術的にハードルが高い。市場規模や技術力などをベースに参入障壁を築き、同社優位の市場を開発していると思えた。

大手や競合他社に先んじて自社の強みとする分野を開発し、ポジショニングする。しかも、生産リードタイムを短縮するシステムを自社で構築するなど経営効率化にも揺るぎはない。

話の中に、日本のプロ野球で使用する公式ボールは全て同社の機械で包装されているとのこと(意外だった)。