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お知らせ

2019.06.10

5/29(水)第7回「地域企業講座」を開催しました

 『地域企業講座』第7回目は株式会社しがぎん経済文化センター主席研究員の志賀文昭さんにご登壇いただき、滋賀県の経済・産業と成長分野についてクイズや事例を通して解りやすく講義をいただきました。

 2013年~2018までの5年間の統計では、滋賀県は人口減少に入っているものの、そのスピードは緩やか。(しかし、同じ県内であっても、琵琶湖を挟んで北部と南部では状況は異なるが)。また、年少(0~14歳)人口の割合も14.4%で全国第2位、世帯数の伸び率も+5.1%で全国第5位と人口面からのポテンシャルは高い。その他、消費性向、貯蓄性向など全国的にみても優位にあることが解りました。
 産業構造では、第2次産業の県内総生産(GDP)率は全国1位、同就業率についても全国2位と高く、ものづくりの現場が多く存在し、各工場に蓄積される高度技術は地域の持続的競争優位の源泉になると思われます。
加えて、県内には製造業のマザー工場の立地と共に、民間の研究所も数多く集積しており、イノベーションを起こし、新たな資源を生み出す要件も揃っています。そのような意味においても、他県と比較しても産業の優位性があると思われます。

 その他、県内には工学部や情報系、データサイエンスなどを抱える大学も多数存在しており、産学連携の機会にも恵まれていると同時に、教育環境も充実しており、高度技術者や研究者の子弟の教育面からも、他府県との比較でそん色はない。
 また立地的にも我が国の真ん中に位置し、高速鉄道や高速道路など高速交通網にも恵まれており、物流のポテンシャルは関西においては1~2位の優位性がある。
 また、滋賀県は琵琶湖を擁しているために、歴史的に県民の環境に対する意識の高さ、また自然環境を利用した良さや歴史・文化遺産の豊富さからも、環境分野や農業分野或いは観光分野においても産業として成長する要素は豊富だと言える。

 この講義では、滋賀県には新たな産業を生み出す資源が豊富にあると言うことを学んだ。実際、その分野で成功している企業もたくさん存在する。
今後、滋賀県が持続的な成長を図るためにはイノベーションを誘発し、ものづくり分野では新たな技術を世に問い続けること、環境分野でも先進県として発信し続けること、また、農業や観光分野においても新たな価値を生み出すアイデアを発信し続けることが必要なのではないだろうか。
人口減少の時代に直面し、これからは量や規模の拡大ではなく、質を高めることで、従来以上の付加価値を上げることが重要になる。グローバルで競争が繰り広げられる中では従来のクローズドイノベーションでは技術進歩のスピードについていく事はできない。
そのためには、条件が整っている滋賀県が率先し、ノベーションの場を創り、企業経営者も積極的に場に参加し、他社と協働することを意思決定すれば、イノベーションは誘発されるように思われます。