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お知らせ

2019.12.13

12/9(月)第9回「MBA入門」を開催しました

 『MBA入門』第9回目の今日はビジネス・ゲームで得たデータを使って、M&Aについて考えました。

 先に行われた株主総会ではD社が次期事業計画の中で、B社とF社を買収する案を提案したので、本日は、M&Aの交渉と、交渉が決裂した場合の敵対的買収(TOB)への手続き移行の確認と臨時株主総会を開催しました。

 被買収企業のB社もF社も業績もまずまず、D社は生産における特殊な技術を保有しており、D社としては買収の相乗効果はあるとみていた。
B社の魅力は1期目から圧倒的な生産力と販売力で市場シェアを持っていたことがD社にとって魅力的な相手と映ったようだ。

 さて、交渉であるが、B社もF社も買収の申し出に接した時点で否定的な態度が際立った。それでも、臨時株主総会を開催しなければいけないことを考えると、相手側の主張、思惑、買収後の経営戦略などや、被買収側の役員や従業員の処遇などの情報収集を行った。
最終的にB社もF社もM&Aの申し出は断った。交渉は決裂したが、B社・F社の判断は「D社の傘下に入っても、自分たちの能力は生かされないように感じた。」「会社の雰囲気が全く異なる。」「自分たちは他社と組んでD社を相手に競争したい。」などもあった。D社もB社の買収を断念し、F社の買収に絞り、敵対的買収(TOB)に切り替え、株主に対し、株式の買入価格を提示した。

考えられないほどの上乗せ価格を提示したものの、F社の大株主は「F社とは創業以来の重要な取引先である。買取価格の経済的価値の側面だけではない。現状で株式を手放すわけにはいかん。」との考えを示した。一般株主の中には売却に手を挙げたものが1/3ほどいたが、中には「F社単独でも株価は買取価格以上にいくと思われるので、売る気はない」「市場でD社だけが強くなっては自分たちも困る?」などなど。

 この買収交渉のシミュレーションは、ゲームとはいえ、自分たちが苦労して作り上げた会社が対象になっているので、思い入れが強く本気度も格段に増していたものと思われる。
これで、コクヨVSぺんてる&プラスの問題にも興味を持ってほしい。